detune.Cosmos(Sachiko M & Ami Yoshida)
http://www.japanimprov.com/cosmos/cosmosj/

cosmosにコンセプトはない。
cosmosは話し合いを持たない。
cosmosはすべての音を受け入れる。そして、無視をする。

凪のよう停滞感から一気に解き放たれていく、音。
時には重なり、時にはそっぽを向く、
その音は限りなく美しく、強い。

cosmosは無敵である。

Sachiko M: sinewaves
サインウェイヴや、スイッチノイズを用いた、極端にシンプルなサウンドと、潔く徹底した音楽に対する姿勢で、世界的な注目を集める即興演奏家。

吉田アミ
音楽・文筆・前衛家。1990年頃より音楽活動を開始。2003年にセルフプロデュースのよるソロアルバム「虎鶫」をリリース。同年、アルスエレクトロニカデジタル・ミュージック部門「astrotwin+cosmos」で2003年度、グランプリにあたるゴールデンニカを受賞するなど高い評価を得ている。2009年、アーストワイルより中村としまるとのデュオCD「蕎麦と薔薇」が発売された。

一方で、文筆家としても活躍し、カルチャー誌や文芸誌を中心に小説、レビューや論考を発表している。著書に自身の体験をつづったノンフィクション作品「サマースプリング」(太田出版)がある。2009年4月にアーストワイルより、中村としまると共作したCDアルバム「蕎麦と薔薇」をリリース。6月に講談社BOXより小説「雪ちゃんの言うことは絶対。」が発売。

また、マンガについての批評、レビューを得意とし、「このマンガを読め!」(フリースタイル)、「このマンガがスゴイ!」(宝島社)、「まんたんウェブ」(毎日新聞)、「ユリイカ」(青土社)、「野性時代」(角川書店)、「週刊ビジスタニュース」(ソフトバンク クリエイティブ)などに寄稿。2009年5月より、UPLINKの運営するウェブマガジン「WebDICE」にて「マンガ漂流者(ドリフター)」の連載を開始。2009年1月には、ロクニシコージ「こぐまレンサ」(講談社BOX)、タナカカツキ「逆光の頃」(太田出版)の復刻に携わり、解説や巻末鼎談に参加。同年、佐々木敦の主宰する私塾「ブレインズ」では、マンガをテーマに講師を務めた。

2010年からは自主企画によるイベントをはじめる。吉祥寺カフェズミにて、トーク&リスニングイベント「おとのおと」と「ひとのおと」を開催。「おとのおと」は、ゲストがもっとも思い入れのある1つの音楽ジャンルについて話と音源を聴き、音楽の楽しみ方を探るというもの。これまで、「声」をテーマに足立智美を招いたほか、「電子音楽」では永田一直、「エレクトロニカ」では安永哲郎と南波一海、「モンド反省会」には岸野雄一が出演した。一方、「ひとのおと」は、20年以上一線で活躍する人にその人の音楽遍歴を音源とともに自己解説してもらうイベントで大友良英に深く切り込んでいる。

サックス奏者で貸本マンガ&古本屋店主の中村賢治と荻窪ベルベットサンにて企画しているマンガについて熱く語り合うイベント「マン語り」も定期的に続けている。